消失と保存
2016年10月19日
知らないうちにパッと無くなったものが
写真にはずっと残っているのが、
僕は不可思議でたまらないんです。
知らないうちにパッと無くなったものが
写真にはずっと残っているのが、
僕は不可思議でたまらないんです。
たとえ分からなくても、
心のどこかに置いていてもらえるようなもの・・・
それが僕の理想の1つです。
でもそれは結果的にそうなることが大事で。
逆に考えると、未来の自分や誰かと対話するために
写真を撮っているんでしょうね。
理由を作品にするのは苦しいのです。
それを超えた先の境地を描くのです。
写真はこの世の事実であると信じている限り、
「ノスタルジィ」と「フィクション」は
きわめて近いところに存在してしまうと思うのです。
たとえばフィルム写真の魅力を
ノスタルジィとか懐かしさだけで済ませてしまうのは
ちょっと苦しいことだと思うのです。
住宅街の真ん中にポツンとあった食料品店。
なにかの歴史に記される事もなく、残される必要もありません。
僕ってカメラ触るのが好きでもないし、
写真撮るのも別に好きじゃないんです。