2026年6月16日
2026年06月16日

今日も疲れを引きずったまま起き上がったが妻に肥後橋へ連れ出してもらって中之島美術館で髙島野十郎展を観る。
写実を追究した絵画だが、僕はなぜか印象派絵画のような空気も強く感じた。網膜に映った光をそのまま油彩で残したような気配というのだろうか。
光は目に映るが、それを見るのは脳という意識だと思うので、そう考えると辻褄が合うような気がした。
それはつまり、曖昧だが細かく写るHOLGAカメラのような、記録と記憶の中間にあるローファイな写真撮影機材に近いことなのかもしれない。
肉眼の見え方、写真、写実、これらは別の事柄なんだろう。
また、その前にキヤノンギャラリーで南佐和子写真展 「幾星霜」にも立ち寄った。DMを見て気になっていたのだが丁度タイミングが合った。
世界の様々な北国の自然や街の風景をあらゆる視点から切り取って構成されていて、とても長い期間と幾多の苦労を乗り越えた末に選び抜かれた写真群だとわかる。
黒い壁のギャラリーの中をぐるっと歩きながら見ていると、自分が宇宙の同じ地点で浮かんでいながら、地球のほうが勝手に回って沢山の景色を見せてくれているかのような錯覚を感じた。まさに、心が遠くへ運ばれた。地球を見て、宇宙を知る。
今日は美しいものをたくさん見られてよかった。